takakazuのブログ

家庭菜園と、趣味での小説

付きまとう猫

初老のおじさんとメス猫一匹生活はつらい。

何が辛いのかと云うと仕事に出た後の、一匹ぽっちになった猫さんの事。

私は変則勤務なので、平日は夜勤、土日祝は24時間勤務。なので勤務日の夜は暗い中一匹ぽっちで過ごす。

野良猫当時は色んな所で時間つぶしできていただろうが、今は飼われている身、家の中でじっとしていなければならない。

主人(私)と一緒に過ごしている時は、おなじ布団に包まってゴロゴロ幸せに浸れるのに、暗闇の中でじっと佇む一夜は辛すぎる。

出て行く気配は主人の「今日はミャー留守番しとってな。生活かかっとるから働かん訳には行かんよって」の話し掛けで大体わかる。

服を着替えかけるとミャーミャー鳴きだし、行く所行く所付き纏う。冷蔵庫から大好きなしらす干しを一掴み皿にあけると、観念した様に黙々と食べる。その隙にカバンを持ってダッシュで家を出るのである。車に乗る時ふと裏口のすりガラスを見ると、こちらが見えないのにじっとこちらを向いてるミャーのシルエットが写っている。߹𖥦߹