takakazuのブログ

家庭菜園と、趣味での小説

道化師のソネット(さだまさし)

笑ってよ、君のために。笑ってよ、僕のために。


僕たちは小さな舟に、哀しみという荷物を積んで


時の流れを下っていく、舟人たちのようだね。


君のその小さな手には、持ちきれないほどの哀しみを


せめて笑顔が救うのなら、僕はピエロになれるよ。


笑ってよ、君のために。笑ってよ、僕のために。


きっと誰もが、同じ川のほとりを歩いている。


僕たちは別々の山を、それぞれの高さ目指して


息もつがずに登っていく、山人たちのようだね。


君のその小さな腕に、支えきれないほどの哀しみを


せめて笑顔が救うのなら、僕はピエロになろう。


笑ってよ、君のために。笑ってよ、僕のために。


いつか本当に、笑いながら、話せる日がくるから。