takakazuのブログ

家庭菜園と、趣味での小説

(序章)まっとん、心乱される其の3

まっとんこと蒼菱正人と小山大吾は時を忘れて木々の間から見える空を見上げていた。
来た時は青空だったのが、今は薄暗く、白かった雲も夕映えで赤く染め上げられている。
それでも二人は互いに口をきく事もなく呆けた様に上を向いたままでいた。
「おいお前ら!」突如不躾な大声によって白日夢から現実に引き戻された。しかしそれで事態が好転したと云うわけではなかった。声を掛けて来たのは、たまたま今日は剃り忘れたのか、いつもそうなのかむさ苦しい無精髭を生やした眼光鋭い中年のオッサンだった。Tシャツにジーパンという形(なり)だが、どう見てもラメのスーツが似合いそうなヤバ系の雰囲気を醸し出している。「ここに高校生くらいの若い衆が来てなかったか?」二人を交互に見ながら訊いてきた。二人は目に怯えの色を浮かべて、それでもちゃんと応えなければ厄介な事になると察したのか、まっとんが「いいえ、見てません」と答え、小山がぷるぷると首を振った。ヤ○ザ(勝手に思い込んでる)のオッサンは顎に手をやり「そうか〜、待ち合わせ場所ここだと思ったんだが。俺も少し遅れたが、帰ってしまったか?」と、ぶつぶつ独り言を言っている。まっとんはまさかこの人さっきの天狗の知り合いかな?と何気なく思った。もしそうなら、話しておいた方がいいかな?と思った。「あんの〜」おずおずと口を開く。横で驚いた様に小山が見てくる。ヤ○ザが「ん?どうした、男前のニイちゃん」小山の口がへの字になった。
「こんな事言って、信じてもらえるかどうか分かりませんが、天狗なら見ました」その瞬間、横から小山が手の平で思いっ切り口を塞いできた。見ると顔を真っ赤にして、汗を流しながら首を左右に振っている。ヤ○ザは大きな声で「なにww,!天狗だとww?」と言いながら、まっとんの襟を両手で掴んできた。(あぁ、やはり言わない方がよかった。半殺しにされる)体中から力が抜け、だらりと腕を垂らして放心状態の身を晒した。

ビニールハウス内では

何を栽培中なのかというと。

白菜1。キャベツ1。ブロッコリー2。これらは苗を植えました。

ブロッコリーのスプラウト容器2段。ジャガイモ、プランター1、大鉢1。

ベビーリーフ、プランター1

これらはかなり生育してきました。見た目にも成長していくのがよくわかります。

細ネギ、プランター1。トウモロコシ(ハニーバンタム)大鉢1。

ようやく芽が出てきましたが、カメラで撮っても、小さ過ぎてわからない。

後は鷹の爪ですが、全く芽が出る気配なし。

現在、これだけの野菜を2坪ハウスで作ってます。

このほかにも、5段棚の趣味用ビニール保温器に苺の苗。

室内で簡易水耕栽培をやっています。

今もあの時のように

「地球は青かった」1961年ソビエト連邦宇宙飛行士ユーリィ・ガガーリン中尉が1時間48分かけて大気圏外を有人飛行で一周し、帰還後インタビューで応えたあまりにも有名で感動的な言葉。当時私は7歳で、白黒テレビをつけて家族中で見た記憶がうっすらと残っている。
あの頃と変わらず今も地球は鮮やかな青色をしているのだろうか?新型ウイルスが世界中に拡散し感染者が狼煙火のように、『ボッ』『ボッ』と点いては、そこを起点として不気味に燃え上がる。今地球は薄い膜に覆われて霞んでいるんじゃないだろうか?外観もスモッグで霞み、イメージも暗く憂鬱で寒々しく、思わず襟を立てたくなるような・・・。
私の力で何とかなるようなレベルじゃないのは分かっています。マスクに手洗いウガイすることぐらいが関の山。早く学者(細菌?)の賢い人たちが即効性のワクチンとか薬を作ってくれるのを心待ちしています。