takakazuのブログ

家庭菜園と、趣味での小説

takakazuのブログの新着ブログ記事

  • 悪魔の掌中その9

    清志は、町内では真面目で勉強もよく出来ると評判の学生だ。彼が半年前「父がリストラされて生活が厳しいので、バイトをさせて貰えませんか?」と言ってきたので、塾に行かすつもりが、こういう成り行きになったのだ。冴子としては、集中して教えてもらえるし、家の中だから何かと安心だし好都合だった。彼の教え方がうま... 続きをみる

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  • 悪魔の掌中その8

    「あら~、ごめんなさい。ご馳走つくるって言ってたのに、冷蔵庫に食材、余り無いわね~」冴子はフライパンを火にかけ、油を薄く敷いて熱した後、磨ぎ卵を投入し素早く荒い目に掻き混ぜた。冷凍ベジタブルを少々とご飯と「え~と、ベーコンは~。あった!」フライパンに刻んでそれも投入。『シャカ,シャカ』と焦げないよ... 続きをみる

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  • 悪魔の掌中その7

    「変わった物、色々置いてあるんですね~。骨董品って初めて観ました。じいちゃんの木彫りもあるのかな~?」店の奥が居間になっていて、そこから店内が見渡せるようになっている。上がり框の前で下駄を脱いで居間に入った。冴子の後に付いて台所に行きすがらハヤテがそう言うと、「あれは父の形見みたいな物よ。もちろん... 続きをみる

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  • 悪魔の掌中その6

    薄暗い街並みを、『カツッ、カツッ』と一本歯下駄で歩いて行く。家々に明かりが灯り、時々笑い声が聴こえてきたりする。住宅街をこの時間に歩いているのは彼一人だけだった。 その寂しさと対照的に、車道を自動車がひっ切り無しに行き交う。山での生活しか していなかったハヤテは、カルチャーショックで軽い頭痛が起き... 続きをみる

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  • 悪魔の掌中その4

    「おじさん・・・。」 生きた心地がせず、体全体で『ハーハー。』と、荒い息つかいをして踞っている立山を、能力を使って少し疲れ気味のハヤテが声を掛ける。 「僕はまだ大人になりきれない半端者だけど、人としてやって良い事、悪い事は法律じゃなく、心が決めることだと思います。今までこういう体験が無かったから、... 続きをみる

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  • 悪魔の掌中その3

    一瞬、居間に静寂が訪れた。3人の動きも止まった。特に立山の表情の強ばりは普通じゃなかった。 (今の声!まさか?いや此処がわかるはずがない。罪の意識があるから、男の声なら皆少年の声に聴こえてきてしまうんだ。しかし・・・)あまりにも似過ぎた声だっだ。妻の幸恵がそんな夫の様子をじっと観ている。立山は根っ... 続きをみる

  • 悪魔の掌中その2

    完全に尾行者はこないと確信した立山は、荒い息を整える様にゆっくり歩いて家路に向かっていた。時々上空でバサバサと鳥の羽音がする。見上げると薄暗い空に大型の鳥が円を描くように真上を飛んでいる。(なんや、トンビかいな。俺の真上ばかり飛びやがって気色悪い)石ころがあったので投げてやろうかと拾ってはみたけれ... 続きをみる

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  • hayate2 悪魔の掌中その1

    無精ヒゲをはやし、今まで死んだ魚のような目をしていたオッサンが急に生き生きとしだした。そしてハヤテにこう言った。「それよりも、ひょっとしたらかなり遠くて時間がかかるかもしれんな~、あんた、トイレしとかなくていいんかい?」(ん?そういえば何となくしたくなってきた様な)「そうですね、じゃあちょっと待っ... 続きをみる

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  • なんでやねん?(苦笑)

    自分で言うのも何ですが、この小説結構面白いと思うんですね。 なのに、何で猫や私自身の事が最上位を占めてるの?猫は兎も角として私の事情なんかどうでも良かないか?😅

  • 鞍馬龍二 その35

    閉じている瞼の奥で眼球がせわしく動いている。まるで瞼の裏側がスクリーンになっていてその映像を観ているかの様に。顔の表情は刻まれたシワによってこちら側からは読みにくいが、吹き出している汗が尋常でないことを物語っている。 軽い気持ちで頼んだ占いが、もしや凶と出るんじゃないかという不安が二人の心に暗雲を... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その34

    心穏やかな時間に3人はどっぷりと浸かっている。これ程の満たされた刻を、この場所で味わった覚えは無かったと龍二は心の中で思った。 同じ人間に生まれながら差別によって山での生活を余儀なくされた不満を、小さい頃から絶えず抱いていた。口惜しくて感情の赴くまま泣き叫んだ事もあった。いつも心に靄がかかってやり... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その33

    心穏やかな時間に3人はどっぷりと浸かっている。これ程の満たされた刻を、この場所で味わった覚えは無かったと龍二は心の中で思った。 同じ人間に生まれながら差別によって山での生活を余儀なくされた不満を、小さい頃から絶えず抱いていた。口惜しくて感情の赴くまま泣き叫んだ事もあった。いつも心に靄がかかってやり... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その32

    エンジンの唸る音の割にはスピードの出ない車の中だが、将来の夢を語り合う夫婦には最高の空間であった。ラジオでは松田聖子の赤いスイトピーが流れていて、澄子が合わせて歌っている。龍二はニコニコ笑ってそれを聴いている。 やがて田舎道の正面に深緑色した小高い山が見えてきた。ここからは茂みに阻まれ家は見えない... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その31

    澄子のお腹は日に日に大きくなっていく。男性である龍二には、それを当たり前のことだと理解しつつも不思議な思いで見ている。龍二は、澄子の体の事が心配で産まれるまで店を休むよう提案したが、「まだ大丈夫よ。」と笑って応える。あまり胎児が大きくなると出産が大変なんだと、さらしを巻いて抑えたり適度な運動が必要... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その30

    何とか無事結婚式も終わり、いよいよ二人の新婚生活が始まった。龍二が今までお世話になっていた響家にはもう住むわけにはいかない。市役所付近の小さなアパートを借りて住むことにした。龍二は澄子をとても大事にした。澄子も今まで通り食堂で働きながら家事をこなし、疲れた顔一つ見せずに頑張った。二人はお互いにとて... 続きをみる

  • 抜糸する前にやらかす。

    「2週間後に来院して下さい抜糸しますから」そう言われて服を着せられ戻って来たのは良いけれど、日課の毛繕いができない苛立ちが日々募って来たらしい。手術後10日程経って、私が仕事から帰って来たら、後ろ足を渡してボタン止めしてある紐が外れて、床に着いている。ひと目でうんちが付着しているのが分かる。病院側... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その29

    人は誰しも、大小あれど夢や希望や願望を心の奥底に持っている。冴子は普通に歌っている分には問題はないが、気持ちを込めてソプラノで歌うと、なぜか聴いた全ての者は、眠りに陥って夢の中でそれが叶うのだ。ある者は総理大臣に、ある者は大金持ちに、あるものは映画の中のヒーローにと。歌っている時間は3分程でも、夢... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その28

    「・・・やまくん。...てやまくん。」(ん~ん、なんだよ~うるせーな~)「立山くん!」ハッと目が覚めた。机にうっぷして寝ていた。かなり年配の女性教師が黒板に向かって数字を羅列している。(教室?あれ?学生服着てる)窓際の席。横を向き窓の外を見ると、グランドでどこかのクラスがバレーボールをしている。(... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その27

    席に戻ると、母娘が感心した様に自分の歌を褒めてくれた。謙遜しながらも嬉しい気持ちになり、照れ笑いしながらビールを一口飲んだ。暫く食事を楽しんでいると母娘が何か揉めているのに気がついた。何とはなしにその会話が耳に入ってくる。娘が「私も歌いたい。」と言っているのを、なぜか母親が止めているようだ。「あな... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その26

    共に親族の少ない二人だったから、そう広くない挙式の間でも空間だけが目立つのだが、厳かな雰囲気は より一層漂く、心地よい緊張感の中で粛々と儀式が執り行われた。誓いの言葉を読み上げる龍二の声は緊張で少し震えて聴こえたが、皆には真摯な心からの言葉として響いてきた。 白無垢に文金高島田姿で隣に立っている澄... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その25

    通路の奥から紋付の羽織と袴姿で龍二が歩いてきた。隣には小柄ながら存在感のある中年が一緒だ。おそらくは父親の祐蔵だろう。ヒゲを蓄え白髪混じりの長髪。 バンダナを巻いたら似合いそうだ。それもそのはずで彼は彫り物の大家。とても著名な芸術家なのだ。だが作品は知っていても本人を知る人は余りいない。 「やあ、... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その24

    月日は流れ農業高校を卒業した圭太は、農業に従事する事を嫌い、同地区にある農協(現 JA)になかば縁故によって就職した。両親は、ことのほか喜んでくれた。そして自分も、社会人としての第一歩を無事踏み出せた喜びを感じながら日々忙しく働いた。 そんなとき一通の封筒が届いた。差出人として『鞍馬 龍二』とある... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その23

    下校後、レストランに行って店長にバイトを辞める事を告げた。店長は急な話に戸惑ったが、身分が学生と云うことで無理やり引き止める訳にはいかなかった。圭太は家事都合と言うだけで本当の理由を明かさなかったが店長はしつこく訊いてこなかった。その足で世話になった龍二の下宿先の『響』に向かった。もう気分的には、... 続きをみる

  • 野良猫時代のミャー。仔猫を引き連れ目つきが悪い(笑)

    撮影後ちゃ色虎猫が消息を断ち、白黒チビ助が軒先で殺されていたので、庭の片隅に埋葬した。その2、3日後ミャーがボロボロの体で現れた。なぜかその時から私に擦り寄って来るようになった。

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  • 鞍馬龍二 その22

    それからというもの、「おい逃げ虫邪魔だ、どけ!」と体当たりをかまされ、「こら!逃げ虫、残飯捨ててこい。」と小突かれ、「なにやってんだww!逃げ虫、皿が足りないぞ~、早くしろ。」と怒鳴られる。「済みません。もう少し待ってください。」と応えると「ばっきゃろww!もたもたするな~。やっぱ、逃げ虫はあかん... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その21

    圭太は、今日だけは授業がもっとあればいいのにと、本気で思った。昨日の帰り際、龍二に向井先輩たちに対して軽口をたたき笑って別れたが、眠りにつく前に雀荘での出来事が次々と思い出されるにつれて、前以上に先輩たちからの苛めがひどくなるのじゃないかと不安になって寝付けなかった。だから今日はバイトに行きたくな... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その20

    背中の澄ちゃんは思いのほか軽く、過去の不幸を物語っているようだった。繁華街でタクシーを拾い運転手に行き先を告げ、必ず家の者を呼び出して欲しいと念を押した。一万円を運転手に渡し、お釣りは要らないからと言ってドアを閉めた。自転車の置き場所まで戻る道すがらも、澄ちゃんの体温がまだ背中に残っている様で何か... 続きをみる

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  • 持ち家を出てアパートに住もうと。

    2,3年後に今の家を出て安アパートに住もうと思っている。 妻子と別れ現在一人暮らしの身、子供たちもこの家を継ぐ気はないと はっきり言ってることだし、いずれは廃屋となる運命。ならば残りの2,30年の人生は私の自由にさせてもらいたい。姉妹と子供たちには了承をとってある。厄介なのは叔父叔母連中だが、何と... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その19

    『カラン、コロン』と扉を開ける音がして二人が店から出てきた。澄ちゃんは意識が朦朧としているのか、足元がおぼつかない。それを専務が、肩を貸して少しづつ前に進んでいる様子。専務は頻りに澄ちゃんに何か言って「分かった?分かった?」とその声だけは、龍二にも聞こえてきた。澄ちゃんは意識があるのか無いのか、そ... 続きをみる

  • ミャーだよ、ヨロシク(≧▽≦)ゞ

    私より賢そうで凛々しい(メス猫だけど)ミャー

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  • 鞍馬龍二 その18

    『スナック陽炎』の照明看板が見えてきた。スピードを落とすことなく、そこに向かって突っ走る。店をわずかに通り過ぎ、店とホテルの間にある建物の陰へ。1メートル程奥に入り、暗闇の中に自転車を停め、身を潜めた。なるべくなら人目につかないのが望ましい。チカチカと点滅するネオンの光で、腕時計の針を読むと9時5... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その17

    店から家までの僅かな距離がなかなか縮まらない。自問自答を繰り返し歩いている。(あの娘を助けよう)(なぜ?お前に関係ないだろう?)(あの店の人達が不幸になる)(食べに行くだけの店だぜ?ほっときゃあいいんだよ)(卑劣な奴は許せない)(そいつがお前に何かしたのか?ヒーロー気取りじゃないのか?)(いや、断... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その16

    3人組は床に這いつくばり、ビールでズブ濡れになりながら震えている。「オバケだ、お化けがいるww!」髭が叫んだ。後の二人も口をパクパクさせて、跪いている。瓶の破裂音は、そう広くもない店の奥にいる女将さんにも聴こえたらしく、バケツと布巾を持ってとんできた。幸いにも客はこの3人と龍二だけだったから、大き... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その15

    まだ話し足りない様子の女将さんだったが。「おい!」と言ってオヤジさんが睨み付けているので、渋々定食を取りに行った。膳を運んできて「ごゆっくりどうぞ。」と立ち去ろうとする彼女に「ところであの娘、今日は休みですか?」すんなりと意識せずに訊けた。女将さんは龍二の反応を伺う様に「今日はデートなのよ。」と短... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その14

    そんなある日の事、いつものように食堂のガラス戸を開いて店に入るとすぐに違和感があった。なぜか暗いのである。普通に蛍光灯は点いているしテレビはお笑い番組なのか、ブラウン管の中は盛り上がっているのだが・・・。はたと気がついた。暗いのは店内の雰囲気なのだ。あの娘がいなかった、どこを見渡しても。「いらっし... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その13

    街での生活を始めたばかりの龍二は、まだ世間知らずで外食も数える程度であったから、食べ比べるほどの経験もなく、この店に入って最初に注文した焼き魚定食を定番メニューとしていた。龍二は、値段も手頃で素直に美味しいと思うこの定食を気に入ってはいたが、食べ終わって(明日はちょっと贅沢に焼き肉定食でも頼んでみ... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その12

    龍二は山の生活が嫌で仕方がなかった。親の祐蔵にそれを言っても埒が開かないから、夜逃げ同然で山を降りた。鞍馬一族で、唯一街で暮らす伯父の春蔵の家に転がり込んだ。春蔵は小さい頃から龍二をとても可愛がって、こと或るごとに「こんな山降りて俺んとこにこい。」と本気だか冗談だか分らない口調で声をかけてくれた。... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その11

    桃栗駅から百メートル程西に向い、辻を左に折れた直ぐにその店はある。『骨董品 民芸品 響』手作りの看板が揚がっている、古いが頑丈そのものの寄棟造りの家。周りは好景気の波のお陰で新築の家ばかりだから、却って良く目立つのである。『キキッ。』自転車のブレーキの音がして外灯の明かりの中に龍二の姿が映し出され... 続きをみる

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  • 野良猫が懐いてきたので飼っている

    プロフィールにも書いている通り、ウサギを死なせてしまってペットは金輪際飼わないと誓ったけれど、思わぬ成り行きとなってしまった。猫は小さい頃からよく飼っていた。うちは田舎なので、猫、犬は勿論家畜との分類を度外視すれば、ニワトリ、牛、豚、ヤギまで飼ってた。私の姉は他県で複数匹猫を飼ってる。一時8~9匹... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その10

    大変な事態となった。向井グループと龍二、圭太だけなら何とか誤魔化しが効く。しかしマスターの目の前でやってしまった。マスターも確信がなかったから、今日まで疑わしくもお客さんとして迎え入れていたが、こうもはっきりとネタを暴露した。マスターは良い機会だと思った。彼等にこの雀荘での出入り禁止を言い渡した。... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その9

    サイコロを二個摘み無造作に放り投げる。全く自然だ。マスターは思った。普通不正とかイカサマをやろうとすると、その気配が漂うもので感性の鋭い者ならヤッタナ、ヤッテルナと何となく勘付くがこの青年にはその気配が全く無い。それ程までに熟得した手練と云うのか?このどこにでもいそうな学生が・・。サイコロは、また... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その8

    サイコロを振った。ニと三の目が出て五となる。自分の山から何気なく配牌を積もり手牌を観ると(なんだこれ?!)有り得ないものが目の前にあった。字牌、しかも風牌ばかりが・・・。リーダーの言葉ではないが心臓が踊った。十四牌全て字牌。(こ、これは・・)後ろにいる龍二の方を思わず振り向きたい衝動にとらわれたが... 続きをみる

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  • 姓名判断

    私が確か中学生の頃だったと思うが、母が面と向かってこんな事を言った。 「ある姓名判断をする占い師にあんたの名前を診てもろたら、将来どうしようも無い人間になると言ってたよ」それを聞いたとき自分自身がとても恥ずかしく暗い気持ちになったけど、今考えたら悪いのは名付け親であって私のせいでは無い。67歳にな... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その7

    東場は何事もなく過ぎていき、圭太はプラス12で2位と云う結果となった。皆、良い手に成らないのかリーのみとかリーピンとか安上がりのオンパレードで、後2千点でも多ければ圭太がトップを取れたのだ。いつの間にか圭太は(こいつら大した事はない。俺と同レベル。いや俺のほうが上手いかも)と気を緩めはじめた。南場... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その6

    給料日には鞍馬とラーメン屋で、少しダベってから帰る約束をしていた。先にラーメン屋に行くと、調理師の三人がいて既にラーメンを啜っている。彼等はいつも洗い場を通り抜ける時、邪魔だと云う様に圭太を押しのける。最初の頃は洗っていた皿を落としそうになった。彼等は「洗い場のくせによ~」と辺り構わず口にする連中... 続きをみる

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  • 鞍馬龍二 その5

    給料日には鞍馬とラーメン屋で、少しダベってから帰る約束をしていた。先にラーメン屋に行くと、調理師の三人がいて既にラーメンを啜っている。彼等はいつも洗い場を通り抜ける時、邪魔だと云う様に圭太を押しのける。最初の頃は洗っていた皿を落としそうになった。彼等は「洗い場のくせによ~」と辺り構わず口にする連中... 続きをみる

  • 大人のおつまみ

    今日は会社は休み。昼間っから酔っぱらいたい気分。 なので、酒のつまみを造ろうと冷蔵庫を覗く。 こんにゃくを発見。つけて味噌掛けて味噌も発見。よし!久しぶりにカプサイシンに浸ってみるか? こんにゃく一丁をスプーンで1口サイズに齧っていく。それをフライパンに油を引かず炒める。パチパチと香ばしい音と共に... 続きをみる

  • 鞍馬龍二 その4

    「サイコキネシスって知ってるかい?」そう龍二が訊いた。 「勿論、知ってますよ~。俺、このバイトするまで欠かさずアニメのバビル二世、観てたんですから~」圭太は得意顔で喋りだした。「日本名、念力とか念動力と云って精神力で物を動かしたり、浮かせたり。力の弱い能力者は腕時計の針を動かせる程度だけど最強な力... 続きをみる

  • 鞍馬龍二その3

    勤めて一週間が経ち少し慣れ始めた頃、夜10時過ぎロッカーで着替えを済ませ帰りかけたら、鞍馬が声を掛けてきた。「どうだい?明日は土曜日だし、今から近くの深夜営業やってるラーメン屋にでも行ないか?おそがけの歓迎会ってことで・・。 奢らせてもらうからさ。」そう言ってニコッと笑った。「えっ?ほ、本当ですか... 続きをみる

  •  鞍馬龍二その2

    立山圭太は翌朝、電話でレストランにアポを申し込んだ。相手側は早速今日の昼過ぎにでも面接に来てもらえないかとの対応だった。今日は土曜日で、いつでも時間は空いているから「わかりました。よろしくお願いします」と返事をして電話を切った。胸がドキドキした。こんなに緊張したのは高校入試の面接以来だ。(面接か~... 続きをみる

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  • 二章 鞍馬龍二その1

    若い頃、組の使いっぱしりをしていた立山は、学生時代に汗水垂らして田畑で作物を栽培している両親を、いつも心の中で軽蔑していた。 会社員の親を持つ同級生を羨ましく思い、自分でも納得出来ない劣等感を胸の奥にいつも抱いていた。立山は勉強する事が嫌いで、成績は良くなかった。そんな息子に父親は、普通の生活が出... 続きをみる

  • 飛べ!ハヤテ丸12

    「はい、1万円」早く受け取れと言わんばかりに目の前に持ってくる。「あっ、ああ~、それでいい」気が変わって取り消されるのを危ぶむ様に、ひっ勺ってポケットに捻じ込む。その間も立山の悪知恵はフル回転した。(ちらっと見えたぞ。リュックの中には札束がぎっしり入ってた。これは、ボケ鴨がドエライねぎ背負ってるぞ... 続きをみる

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  • 飛べ!ハヤテ丸11

    ローカル列車に乗り、五つ目の駅で降りたハヤテは、顎に手をやり考えていた。(さあ、これからどうしようか?)世間知らずの悲しさ。その方法が分らない。 今どき幼い子供だって、公衆電話の電話帳で調べるなり お金があれば広い道路に出てタクシーを拾うなり、駅員に交番が近くにないか訊き、あれば行って地図を書いて... 続きをみる

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  • 飛べ!ハヤテ丸10

    真昼のプラットホームに乗客はそう多くない。だが、この名古駅は特急列車も停まる主要駅だ。疎らにだが乗客が散らばるように佇んでいる。しかし誰一人彼に関心を持つ者はいない様だった。ハヤテは、気持ちでは焦りながらも「その人、線路に飛び込むよwww!」と、今の段階では流石に叫べない。少しづつ彼に近付いて行く... 続きをみる

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  • 飛べ!ハヤテ丸9

    「皆さんお騒がせして、申し訳ありませんでしたー!」ハヤテは深々とお辞儀をして元の席に戻った。周りの人達が声を掛けてくれ、それにニコニコと応えた。 山ではこんなに大勢の人間を見たり話したりすることはなかったので、少し疲れうとうとと居眠りをしているうちに、電車は乗り換え駅に着いた。後はローカル列車で名... 続きをみる

  • 飛べ!ハヤテ丸8

    鳶(トンビ)は鷹科の猛禽類だが、性格は比較的おとなしい。肉食系ではなく雑食系であるから、全くテリトリーの違う鳶が人を襲う事はない。 しかし男(秀也)には、目の前で巨大な翼を羽ばたかせ、鋭い眼光で睨み付けるその先にナイフのように尖ったくちばしが、自分の眼球を狙っている様な錯覚に陥った。恐怖で体が小刻... 続きをみる

  • 飛べ!ハヤテ丸7

    一本歯下駄をボーッと見つめながら履き始めた当時の事を思い出していると列車は停車、発車を繰り返し、乗客の乗り降りによって車内の様子も変わっていく。響 冴子の住んでいる所の最寄り駅までは約1時間。 次の乗り換え駅を確認しようと四つ折にした行程表をポケットから取り出そうとした時、ハヤテの前に立った若いア... 続きをみる

  • 飛べ!ハヤテ丸6

    幼い頃、一度しか乗った事のない彼には理解しようもないが、昼前という時間帯は比較的、列車内は空いている。それでも乗客は結構いて、座席は殆ど埋まっている。そんな中、彼の一本歯下駄に気が付いた乗客が、好奇の目を向けてくるが無視を決め込んだ。この下駄もじいちゃんの手作りだ。ハヤテの能力は一歳を過ぎた頃から... 続きをみる

  • 飛べ!ハヤテ丸5

    松川駅の駅員は親切に対応してくれた。 窓口で事情を話し住所が記してある便箋を見せると、若い出札係の彼は、席を立って年配の駅員を呼んで来た。彼は奥のパソコンに向かい住所を入力し交通ルートを検索して、それをコピーしている。勿論、そういう作業をしていることをハヤテには知る由もない。暫くして、紙切れを一枚... 続きをみる

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  • 飛べ!ハヤテ丸4

    『ピンポーン、まもなく終点の松川駅に到着致します。 お忘れ物ございません様御降り下さい。』車内放送が入った。 パラパラとお年寄りが席を立って降りてゆく。こういうことが不慣れな少年は、もぞもぞともたついて、最後となった。幾らなんだろう?心臓の脈打つ音が大きく早くなっている。取りあえず札束を一個渡して... 続きをみる

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  • 飛べ!ハヤテ丸3

    隣の座席に下ろしたリュックを引き寄せ開けてみる。 中には紙の束がぎっしりと入っていた。(これは確か一万円札と 云う物だな。お金だ。じいちゃんが山の外では、これさえあれば大概の事はできると、いつも言ってた。でもバスのお金これで足りるかなあ。)今時の幼稚園児だって知っている事が彼にはわからない。 数え... 続きをみる

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  • 飛べ!ハヤテ丸2

    バスの運転手は駐在所前で停止しドアーを開けた。ペンキの剥げたベンチに誰も座っていない事を確認し、閉めようとした刹那、ビユューと風が巻き起こす音を聴いた。(え?!突風か~?!びっくりしたー)そして何事もなかった様に出発したのである。ニキロ程走るとおタネさんの行きつけの診療所前である。ミラー越しにいつ... 続きをみる

  • 飛べ!ハヤテ丸

    天狗キッド 九月に入ったばかりの午前十時ごろ。まだまだ猛暑は厳しく、もう既に太陽は 強烈な日差しを容赦なく降り注ぎ、警らから帰ってきた日置巡査の汗で出来た染みさえも蒸気となってゆらゆらと舞い上げていく。 (あw喉の中が乾ききって痛いぞ。早く冷たい水を飲まなきゃ。) 先日も独り者の初老の男性が庭弄り... 続きをみる

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  • なぜか野良猫に懐かれた。

    野良猫は警戒心が強く、身も知らぬ人間には近寄りもしないと思っていた。それがある日を境にべったり足元に体を寄せ付け離れもしなくなった。思い当たる節がないことはない。ある日庭に三匹の猫が入ってきて彷徨いていた。体は大して大きくないが先頭に歩いているのが母親(時折寝転んで乳をやっていた)二番目に薄茶色の... 続きをみる

  • (第2章)親子の和解・其の5

    いつも娘とふたりだけだから、居間に小さな形ばかりのテーブルがちょこんと置いてあるだけなんだが、大人(中学生でも)4人がこのテーブルを囲むにはキツイものがある。キッチンには大きめのテーブルがある。この際お客様扱いの概念を取っ払い、内うちの集会って形にしようと冴子は都合よく考える事にした。最初に自分の... 続きをみる

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  • 「君を忘れない」松山千春

    君は砕け散った夢のカケラ ひとつひとつ小さなその手で集め いいさやり直すと 笑っていた君の頬に涙をみたよ 「どうして生きているの?」君は僕に尋ねたけど 答えを急ぐことはない やがて分かるから  僕も諦めない 何度だって立ち上がろう 恐れるものなどないさ 君を忘れないよ 互いの道歩こうとも どこかで... 続きをみる

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  • (第2章)親子の和解・其の4

    「それで?立山さん。この子を連れてここに来たのは何らかの理由があるって顔よね?」さすがに冴子は鋭い読みをする。 立山は、右頬を人差し指でポリポリ掻いて、苦笑しながら「実はこの子、ハヤテがフル装備して飛んで行くところを目の当たりにしてるんだよ」と、厄介な事が起こったと云うニュアンスで話す。「えっ?マ... 続きをみる

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  • 夕陽のガンマン

    (チャールトン・ヘストン主演のSFアクション・オメガマン)は~~。あまりにも退屈過ぎて死にそうだったので、地元のコミュニティセンターに勤めている同級生のところに電話をすれば、「今誰もいないから遊びに来れば?」 とのことで、出掛けた。彼とは同じ時代を生きたことで、音楽や映画の好みも似ていて話題が尽き... 続きをみる

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  • [雨の物語」詩・伊勢正三 歌・イルカ

    化粧する君の その背中がとても 小さく見えて しかたないから 僕はまだ君を 愛しているんだろう そんな事ふと 思いながら 窓の外は雨 雨が降ってる 物語の終わりに こんな雨の日似合い過ぎてる 誰もが物語 その1ページには 胸弾ませて 入っていく 僕に部屋の ドアに書かれていたはずさ 『とても悲しい... 続きをみる

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  • (第2章)親子の和解・其の3

    冴子がまっとんを不思議そうに見ている。初めて見る顔だ。しかもまだ若いから、骨董品なんかに興味を持って、来店したとは思えない。 状況を推測するに、麗美はこの青年を知っている。同じ中学校なのだろうか? 店には一見の客はよく入ってくる。いつの間にか入って、棚を一通り見て帰っていく。気に入った物があれば呼... 続きをみる

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  • 道化師のソネット(さだまさし)

    笑ってよ、君のために。笑ってよ、僕のために。 僕たちは小さな舟に、哀しみという荷物を積んで 時の流れを下っていく、舟人たちのようだね。 君のその小さな手には、持ちきれないほどの哀しみを せめて笑顔が救うのなら、僕はピエロになれるよ。 笑ってよ、君のために。笑ってよ、僕のために。 きっと誰もが、同じ... 続きをみる

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  • 会社が休みでも何処にも出られず

    夜勤明けから合わせて二日と半日休みでしたが、コロナのせいで不要不急な時は外出自粛を実施。 いつもなら友人と近くの喫茶店でモーニングコーヒー飲みながら、時間つぶししているんですが、極力出歩かない様心得ました。 実は今日家の有線放送で(毎朝7時半に役場や教育関係が町内の情報を知らせてくれる)、町内で2... 続きをみる

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  • (第2章)親子の和解・其の2

    「ちょっと、響に行ってくる」と、立山。まっとんは玄関で既に靴を履き「お邪魔しましたー」と声を掛けたが、どちらの声掛けにも幸恵の返事は聞こえてこなかった。 路地から本道に出て二つ目の信号を左折れしたら、『骨董品古物商・響』のデカい看板が、目に飛び込んだ来た。築100年は経っていそうな重厚で渋みのある... 続きをみる

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  • (第2章)親子の和解・其の1

    「じゃあ、行くとするか?え~っと、あっ!名前聞いてなかったな?」立山が驚いたようにまっとんの顔を繁々見て、「あww、済まなんだ。まさか、こういう流れになるとは思わなんだから、男前とかお前さんとか君とか呼んで済ませとったわ」「ワシは立山圭太や、あんたは?」「失礼しました。自己紹介が遅れました。僕は、... 続きをみる

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  • (第1章)親子の死闘・其の10

    「これからの執筆作業にお前さんの協力がどうしても必要になる。協力してもらうには、ワシ自身の恥も晒さなきゃならない。それを洗いざらい晒して軽蔑されようが、今更過去に戻って無かった事にできないからな。ちょっとした覚悟のようなもが要る。ただ、腹の中で軽蔑しているとしても、記事が本となり、世に出るまでは我... 続きをみる

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  • (第1章)親子の死闘・其の9

    二人ともラーメンの汁を全部飲み干し、満足気にひと息吐いた。 「あ〜、美味かったな、おい」「はい、美味かったすね〜」顔を見合わせて微笑んだ。 発泡スチロールの容器を重ねて隅っこに片付けながら、「お前んちは、ここから遠いのか?あの公園の近くなら同じ名古市内でも、距離的には結構あるな」「ここは松田町です... 続きをみる

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  • (第1章)親子の死闘・其の8

    まっとんは思った。おそらく奥さんはラーメン作りを拒否したのだろう。しかし不器用な立山が中学生とはいえ客人に食欲をそそるラーメンを作れるとはとても思えない。かくなる上はと、コンビニへ走ったのだと想像する。「嫁のまずい料理を食べて、腹でも壊されたら適わんからな。近頃のカップ麺は店で食べるのと変わらん位... 続きをみる

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  • 栽培中の野菜について色々書きたい事がありまして。

    昨日、ホームセンターに行ったら西瓜の苗が売っていました。衝動買いをしてしまいました。大玉と小玉、値段は同じ198円。欲の張った私は、大玉を選んだんだけど、上手く栽培できていざ食べる段になれば、独り者なら小玉のほうがいいでしょうね~(笑) ジャガイモの生育が目覚ましく、もっと深いプランターにするべき... 続きをみる

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  • (第1章)親子の死闘・其の7

    まっとんの見ている雑誌は【週刊実態】という、スクープを写真と解説で構成する週刊誌。やくざの抗争や風俗、はたまた芸能界の裏側を、まことしやかにルポしていて、その手が大好きな暇を持て余している読者をお得意様としている。 眉唾物も多いが、時に物凄い大ネタを載せることもこの業界では知れ渡っている。 しかし... 続きをみる

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  • (第1章)親子の死闘・其の6

    まさか、目に映る全ての景色の中で、ここだけは無いだろうとまっとんが思った家屋の敷地に立山の軽自動車は申し訳なさ気にトロトロと入っていった。 心の中で思わず溜息が出た。崩れかけたあばら家との形容詞があまりにもピッタリくる家だと内心思った。車を停め立山が出たタイミングでまっとんも降りた。 立山は無言で... 続きをみる

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  • (第1章)親子の死闘・其の5

    車内と云うのは、なんとなく運転手の性格が顕れるものだ。狭い空間にたくさんの物が置けるわけではない。それでも乗っていて気持ちの良い車内、なんとなく不潔だと感じる車内。それと共に、乗った瞬間から、降りたい衝動に駆られるほど鼻を突く臭いが染み付いている車。降りられない状況なら、さり気なく窓を空かして外の... 続きをみる

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  • (第1章)親子の死闘・其の4

    ポカ〜ンと立山の後ろ姿を見ていたまっとんだが、ドアを開けて立山が視界から消えてようやくスイッチが切り替わった。 目をパチクリして暫く不動の姿勢でいたが、思い立った様に席を立ち急ぎ足で店を出た。立山は元きた道を背中を丸めズボンのポケットに手を突っ込んで歩いている。ダッシュかければあっという間に追いつ... 続きをみる

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  • (第一章)親子の死闘・其の3

    立山は、この青年が落ちたのが分かった。ほんの数年だが組織で働いた経験がものをいう。人の落とし方は教えてもらわなくても見ていれば覚える。数えきれないほど日常茶飯事にやっていたことだ。しかも目の前にいるのは、大人になりきっていない中学生だ。 「ま、ま、座ってくれよ。大丈夫、なんの心配もいらないって。ワ... 続きをみる

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  • 歳は取りたくないもんです。

    先日、地区の出合いがありました。田んぼの用水路をスコップを使って、汚泥物や雑草を排除し水の流れを良くする作業です。 あいにく雨降りで雨合羽を着ての作業。ここでアスファルト舗装道路から、ほんの1メートルもない下の用水路に飛び降りるのが怖くなってしまっている情けない自分に愕然。少し前なら難なくできた事... 続きをみる

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  • (第1章)親子の死闘・其の2

    立山はスマホを取り出し、なにやら操作をしていたが、「これを観てみろよ」とまっとんに手渡した。それは一枚の画像で、背景が暗いのは夜だから。あまり鮮明ではないが、画面に写っている構図は理解できた。月が出ている、満月かそれに近い。ところどころにちぎれ雲、それが月の光で白く浮き上がっている。地上には常夜灯... 続きをみる

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  • 電気フライヤーを通販で買った。

    ガスレンジで揚げ物するって100%安全ってわけないよね。何かの拍子に鍋に引火し火災でも起こったらエライ事なると、前々から思っていた。何となくネットで天ぷらの揚げ方をおさらいしていたら見たことない釜を使用していた。調べたら電気フライヤーだった。1~2人用で1500円~3000円位で買える。揚げる物に... 続きをみる

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  • 春めいて

    ハウス内の野菜達がどんどん生育してきました。 鉢やプランターからはみ出して、賄いきれなくなるんじゃないかと少し心配になってきました。

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  • (第1章)親子の死闘その後.1

    店内は外観の通り、広くはなかったが落ち着いた感じの雰囲気をインテリアとクラシック音楽によって醸し出している。テーブルは4人掛けが4セット、そしてカウンターにスツールが6脚並べてある。 先に入った立山が、店内を見渡し「いらっしゃいませ」の声を聞き流しながら、1番奥のテーブルに足を運んだ。 その後をマ... 続きをみる

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  • (序章)まっとん、こころ乱される、其の6

    次の日は快晴だった。まっとんの家から公園まで歩いて15分程。公園のベンチには待ち合わせの時間より、30分ほど早く来た。 昨日の晩はよく寝られなかった。天狗の面が頭の中に現れて睡眠の邪魔をする。羽をはためかせて浮かび上がり、空の彼方に消える。 何度も何度も同じシーンが出て来ては脳を支配する。ふと、(... 続きをみる

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  • さくらの木の下で

    来年も笑顔でここに来られたらいいよね。いや、絶対に来よう。

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  • 昨日は仲良しグループでBBQ

    近くの公園で桜の花見+BBQを私の提案で開催。と、言ってもメンバーは6人。そのうちのひとりは当日に現れず、電話にも出ない。 もう、放っておくしかない。彼は時々やるんです(苦笑)そして、そんな彼を話題にまだ咲いていない桜の木には目もくれず、サンマの炭火焼き、焼き肉、焼きそばを堪能。 やっぱり野外で炭... 続きをみる

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  • (序章)まっとん、こころ乱される其の5

    公園の街灯に明かりがともった。ただ、周りは色彩を失うほど暗くなってはいない。 「後、2,30分ほど話を聞かせてもらえるかい?」と立山が言い、「はい」とまっとんが返答した。「と言ってもわしは天狗の正体を知っている。いっとき行動を共にしていた時期があったんでな」と立山。過去を振り返っているに違いない、... 続きをみる

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  • (序章)まっとん、心乱される其の4

    「おっとっと、済まない。つい興奮しちまってな」慌て衿から手を離し、両肩をポンポンと叩いてきた。 何はともあれ酷い目には会わないで済みそうだ。それでも緊張は少しも解けそうにない。 黙って下を向いていると、ズボンのポケットから札入れの様な物を取り出した。(えっ?お金、くれるのか)驚いて目をパチクリして... 続きをみる

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  • 男のサラダ(笑)

    ベビーリーフdeサラダの画像を、ようやく取り込めました。ワインがマグカップ1杯分あったので摘みとして楽しみました。美味しかったです。

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  • ベビーリーフが食べ頃。

    自分の撮った画像がうまく取り込めなかったので、よく似た画像を貼りました。トマトの代わりにゆで卵です。" ベビーリーフの収穫時はよく分からないが、刻まずに食べるのであれば今でしょ! ってなわけで、ハサミ✂でチョキチョキ根元から切ってボールに入れる。 調理法をネットで検索すると、やはりサラダ中心だ。 ... 続きをみる

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  • (序章)まっとん、心乱される其の3

    まっとんこと蒼菱正人と小山大吾は時を忘れて木々の間から見える空を見上げていた。 来た時は青空だったのが、今は薄暗く、白かった雲も夕映えで赤く染め上げられている。 それでも二人は互いに口をきく事もなく呆けた様に上を向いたままでいた。 「おいお前ら!」突如不躾な大声によって白日夢から現実に引き戻された... 続きをみる

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  • ビニールハウス内では

    何を栽培中なのかというと。 白菜1。キャベツ1。ブロッコリー2。これらは苗を植えました。 ブロッコリーのスプラウト容器2段。ジャガイモ、プランター1、大鉢1。 ベビーリーフ、プランター1 これらはかなり生育してきました。見た目にも成長していくのがよくわかります。 細ネギ、プランター1。トウモロコシ... 続きをみる

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  • 今もあの時のように

    「地球は青かった」1961年ソビエト連邦宇宙飛行士ユーリィ・ガガーリン中尉が1時間48分かけて大気圏外を有人飛行で一周し、帰還後インタビューで応えたあまりにも有名で感動的な言葉。当時私は7歳で、白黒テレビをつけて家族中で見た記憶がうっすらと残っている。 あの頃と変わらず今も地球は鮮やかな青色をして... 続きをみる

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  • 今日もホームセンターでお買い物

    最近ホームセンターによく行きます。 主に培養土や肥料を買う。その前に、野菜の苗を観て回る。安くて深いプランターが出ないか、いつもの棚で立ち止まるのです。先日長さはないが深い(32センチ)プランターが700円弱で売っていたので一個買ってきました。 実は私の住んでいる所は田舎で、両親が専業農家だったの... 続きをみる

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